hiroomi1603の日記

自分の経験を素直に書こうと努力しています

それはオペレーター

今から15年ほど前、ケータイのネット接続がiモードで始まった頃。
友人とデリヘルを開業した。
私は仕事を持ち、友人は無職。友人の職のために開業し、運営の中心も友人。私は出資と手伝いが主な役目だ。

手続きは簡単。事務所の所在地の警察署に届け出を出す、屋号と電話番号を伝えて終了。
アパートを借り、電話機を一台置いて、着信はケータイに転送。固定電話とケータイ電話間の通話料金が高くて負担になっていた時代。お客さんからの電話は、イコール、着信した電話機から自分で自分のケータイに転送の電話をかけていることになる。電話代が馬鹿にならない。

まだお客さんにもケータイを持っていない方は三割は居たし、それが通用するような普及台数だった。
ホテルに入室後に部屋から電話をもらい、折り返しホテルに電話をかけて部屋に取り次いで繋いでもらう。

仮に女の子と、その子を送迎するドライバーが居て、このシステムが上手く回り始めたら、日本全国どこに居ようとも、転送の電話さえキャッチできれば仕事ができる、それは魅力的だった。

集客はスポーツ新聞の、それこそ三行広告で充分だった。それで一晩に最低五本の電話が鳴った。

それが今や、風俗案内のポータルサイトから、ネットで写真から選ぶ時代である。
ジャンルごと、予算ごとに検索できてしまう。

さて、気になるお店と女の子のプロフィール、システムと料金をざっと確認したら電話である。
初めて利用する店は緊張するものであり、応対の電話で印象は決まる。通常より高い金額設定の高級店はここから気を付けないといけない。

さあ呼び出し音が鳴っている。
その繋がる反対側で何が起こっているのか、行われているのか。

それはまた次回に。